最終更新日: 2022/11/19
Windows 10 は、特徴として、年2回の大型アップデートを行うことによって、常に最新の OS として維持されます。それらのバージョンアップは誰でも無償で受けることができます。(2022年から年1回の大型アップデートになりました)
注意すべき点は、Windows 10 のアップデートバージョンにもサポート期限があるということです。
当然、サポート期限を迎えた Windows 10 アップデートのバージョンは、XP や Vista などサポート切れの旧来 OS と同じようにサービス更新が停止しますので、セキュリティの危険を伴う「使ってはいけない OS」となります。
今回は「Windows 10 各バージョンごとのサポート期限」を紹介します。
目次
- Windows 10 自体のサポート期限
- Windows 10 各バージョンごとのサポート期限一覧
- Windows 10 はいつでも無料でアップデートできます
- あとがき
Windows 10 自体のサポート期限
Windows 10 自体のサポート期限です。
Windows 10 は、以下に記載の提供終了日まで利用することができます。
OS | リリース日 | 提供終了日 |
Windows 10 Home & Pro | 2015年7月29日 | 2025年10月14日 |
Windows 10 各バージョンごとのサポート期限一覧
Windows 10 各バージョンごとのサポート期限は 公式ページ より抜粋しています。
バージョン名 | バージョン番号 | サポートの終了 |
Windows 10(初期ロット) | 1507 | 2017年5月9日 終了しました |
November update | 1511 | 2017年10月10日 終了しました |
Anniversary Update | 1607 | 2018年4月10日 終了しました |
Creators Update | 1703 | 2018年10月19日 終了しました |
Fall Creators Update | 1709 | 2019年4月9日 終了しました |
April 2018 Update | 1803 | 2019年11月12日 終了しました |
October 2018 Update | 1809 | 2020年11月10日 終了しました |
May 2019 Update | 1903 | 2020年12月8日 終了しました |
November 2019 Update | 1909 | 2021年5月11日 終了しました |
May 2020 Update | 2004 | 2021年12月14日 終了しました |
October 2020 Update | 20H2 | 2022年5月10日 終了しました |
May 2021 Update | 21H1 | 2022年12月13日 |
November 2021 update | 21H2 | 2023年6月13日 |
October 2022 Update | 22H2 | 2024年5月14 |
各バージョンのサポート期限は約1年半。新しいバージョンが出ると、ひとつサービスが終了する。常に3つのバージョンのサポートが提供されている状態というサイクルです。
期限の切れたバージョンを使い続けるのは、たとえ Windows 10 だとしても XP など期限の切れた旧来 OS と同じく危険なので最新版へアップデートするようにしましょう。
自分の Windows 10 バージョンの確認方法は以下のリンク先を参照してください。
Windows 10 はいつでも無料でアップデートできます
ここがポイント!
サポートが終了した Windows 10 バージョンは定期アップデートができなくなります。例えばアップデートをしようすするとアップデート画面がフリーズしたりします。良いことはひとつもありません。
Windows 10 であれば、どのバージョンからでも最新のバージョンへ「いつでも誰でも無料でアップデート」することができます。
サポート期限を迎えた Windows 10 バージョンの安全面は、セキュリティソフトではカバーできない部分なので、ここはしっかりアップデートを行うべきです。
因みに、サポート期限を迎えた Windows 10 バージョンでも最新バージョンへは手動アップデートができますので安心してくださいね。
手動で最新バージョンへアップデートするには以下の公式ページより「今すぐアップデート」を選択して下さい。
アップデート方法がよくわからない方は、ここからアップデートするのが一番簡単です。
あとがき
このご時世、パソコンを使うなら一番気を使わなければいけないのが「セキュリティ」なのではないでしょうか。
まあ、一般の個人にできるセキュリティ対策なんてたかが知れていますが、それでも、こと OS のアップデートに関しては誰にでもできる最も有効なセキュリティ対策だと思います。
まして、Windows 10 のバージョンアップデートに至っては、新しい OS を有料で買うわけではありません。無料で配布してくれているんです。やりましょう。
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ESET 公式サイト
「Windows 10 バージョン 1909」などが5月11日にサポート終了しております。 5月11日にサポート期間が満了するWindows 10バージョンとそのエディションは以下のものになります。
サポート終了を迎えると、そのOSは月例のセキュリティアップデートや品質アップデートを受けられなくなります。。マイクロソフト社はOSを安全な状態に保つためにも、できるだけ早く後継バージョンへアップデートすることを推奨しています。 パソコンやインターネットの利用や活用がますます進んでいるこの頃。パソコンの状態を確認してみてはいかがでしょうか。この記事を書いた人
データサポート
Windows 10にも実はサポート期間があります。大型アップデート(機能アップデート)ごとに決められていますので、それぞれのサポート期間についてまとめてみました。
ちなみに、Windows 10 HomeとProエディションのサポートは、2025年10月14日をもって最終的に終了します。
目次
- Windows 10にもサポート期間があります
- Windows 10 サポート期間一覧
- バージョン1809はの期限は半年延長
- バージョン2003ではなく2004
- バージョン2009ではなく20H2
- バージョン20H2 の次は21H1
- バージョン21H2以降の機能更新プログラムは年1回に
- 年1回に変更されてから初のアップデート、バージョン22H2
- Windows 10 のサポート期限は、2025年10月14日
- サポート期限は必ず第2火曜日
- 提供開始後、1年半以内には機能アップデート実施しよう!
マイクロソフトでは「ライフサイクル」という呼び方をしています。Windows 10には、年2回大型アップデート(機能アップデート)が実施され、機能アップデートごとにサポート期間が設定されています。
機能アップデートは、4桁の英数字でバージョン表記されていますので、そのバージョンを調べることで、自分の使用しているWindows 10のサポート期間を知ることができます。
マイクロソフトのサポートが切れるとWindows Updateが配信されなくなります。つまり、セキュリティ上の脆弱性が見つかったとしても、修正プログラムが配信されなくなります。そのまま使用し続けることはたいへん危険です。
下記に表でまとめてみましたので、一度、自分の使用しているWindows 10のバージョンと、そのサポート期間について確認してみることをおすすめします。
ちなみに、自分が使用しているWindows 10のバージョンが分からない方は、下記の記事を参考に確認ください。
【Windows 10】 エディション、バージョン、ビルドの確認方法 Windows 10 のエディション、バージョン、ビルドの確認方法を紹介します。 Windows 10 のエディション、バージョ...
Windows 10 サポート期間一覧
Windows10には、Home、Pro、Enterprise、Education、Pro Education、Pro for Workstations、IoT Core といった様々なエディションがあります。
すべてのエディションに対して書き出すと、ごちゃごちゃして分かりにくいですので、ここでは一般的に一番よく使用されているHome, Proエディションを対象として、バージョン、大型アップデート(機能更新プログラム)の名称とともに一覧にしてみました。 (2021年5月18日時点の情報)
1507 | ー | 2015年7月29日 | 2017年5月9日 |
1511 | November Update | 2015年11月10日 | 2017年10月10日 |
1607 | Anniversary Update | 2016年8月2日 | 2018年4月10日 |
1703 | Creators Update | 2017年4月5日 | 2018年10月9日 |
1709 | Fall Creators Update | 2017年10月17日 | 2019年4月9日 |
1803 | April 2018 Update | 2018年4月30日 | 2019年11月12日 |
1809 | October 2018 Update | 2018年11月13日 | 2020年11月10日 |
1903 | May 2019 Update | 2019年5月21日 | 2020年12月8日 |
1909 | November 2019 Update | 2019年11月12日 | 2021年5月11日 |
2004 | May 2020 Update | 2020年5月27日 | 2021年12月14日 |
20H2 | October 2020 Update | 2020年10月20日 | 2022年5月10日 |
21H1 | May 2021 Update | 2021年5月18日 | 2022年12月13日 |
21H2 | November 2021 Update | 2021年11月16日 | 2023年6月13日 |
22H2 | 2022 Update | 2022年10月18日 | 2024年5月14日 |
Windows 10 自体のサポートは、2025年10月14日をもって最終的に終了します。
バージョン1809はの期限は半年延長
バージョン1809(October 2018 Update)は、新型コロナウイルスの影響により、当初の2020年5月12日から2020年11月10日へ延長されています。
在宅勤務が増え、企業などの対応が遅れることに配慮したと思われます。
バージョン2003ではなく2004
バージョン2004(May 2020 Update)は、通例であれば2003になるところですが、2004と1ずれています。
過去に「Windows Server 2003」という製品があり、混同を避けるために2004に決まったようです。
バージョン2009ではなく20H2
バージョン20H2(October 2020 Update)は、通例であれば2009になるところですが、20H2という表記に変更になりました。
表記の変更理由はやはり、過去の製品との混同を避けるためです。
ちなみに、H2は、The second half of 2020から来ています。20H2は、2020年の下期バージョンという意味です。今後、上期にリリースされる大型アップデートは、21H1などとH1が付与されます。
バージョン20H2 の次は21H1
2021年上期の大型バージョンアップは、バージョン21H1として、2020年同様5月のロールアウトとなりました。「The first half (H1) of 2021」にリリースされたバージョン、21H1です。(2021年下期リリースの大型バージョンアップは21H2になります。)
バージョン21H1のサポート期限は、2022年12月13日です。
ちなみに、インターネットブラウザ「Microsoft Edge レガシー」のサポートが2021年3月9日をもって終了しているため、Windows 10 バージョン21H1には、Chromium版のEdgeのみ搭載されています。
バージョン21H2以降の機能更新プログラムは年1回に
Windows 10 バージョン21H2 以降は、大型アップデート(機能更新プログラム)の提供が、「1年に2回」から「1年に1回」に変更されました。その年の後半にリリースされます。
先にリリースされたWindows 11の機能更新プログラムは「1年に1回」に変更されていましたので、Windows 10がWindows 11に合わせた形になりました。
年1回に変更されてから初のアップデート、バージョン22H2
バージョン22H2は、機能更新プログラムの提供が1年に1回に変更されてから初めての提供となります。
Window 11にアップデートできない機種や、Windows 10を使い続けているユーザー向けのリリースとなります。今使っているバージョンのサポート期間が終了する前に、アップデートしておきましょう。
Windows 10 のサポート期限は、2025年10月14日
マイクロソフトは、2021年6月24日に、Windows 10 の後継となるWindows 11 を発表しました。2021年内にリリースされ、Windows 10 からは無償でアップグレードできます。
Windows 10 「Home」, 「Pro」, 「Pro Education」,「Pro for Workstations」のサポートは、2025年10月14日で終了します。
Windows 10 の大型アップデート(機能更新プログラム)がいつまで提供されるか現時点では不明ですが、少なくとも一つのバージョン(提供される最後のバージョンのみ?)が、Windows 10 自体のサポート期限である2025年10月14日までサポートされます。
サポート期限は必ず第2火曜日
サポート期限は必ず第2火曜日になっています。
これは、Windows Updateが毎月第2火曜日に配信されるためです。つまり、この日になったら、サポート期限が来たバージョンには最新の更新プログラムを配信しませんよ、ということを意味します。
提供開始後、1年半以内には機能アップデート実施しよう!
機能アップデート(大型アップデート)の提供開始日とサポート期限を比較すると、リリースされてからおよそ1年半後にサポートが切れることが分かります。
機能アップデート(大型アップデート)をすぐに適用しない人も多いと思います。とはいえ、サポート期限が過ぎたバージョンを使い続けるのも危険です。今回の一覧が、大型アップデートをいつ行うか判断する材料になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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