- 公開日: 2014/1/26
- 更新日: 2020/3/26
【連載】看護師 国家試験対策・過去問
【成人】甲状腺機能亢進症の患者への指導内容で適切なのはどれか。
1.四肢の冷えへの対処方法
2.食欲亢進に対する食事制限
3.症状悪化の徴候である眼球陥凹の観察
―――以下解答―――
(解答)4
<解説>
1.(×)体温は上昇し、発汗しやすくなる。
2.(×)代謝が活発になるので、食欲が亢進する。高エネルギー食を摂取させる。
3.(×)甲状腺機能亢進症の症状のひとつとして眼球突出があるが、症状悪化の徴候ではない。
4.(○)抗甲状腺薬内服中は、顆粒球が減少することがあり、感染しやすくなる。感染徴候を発見したら、早期に治療することが大切である。
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内分泌代謝問題1下垂体機能亢進症について誤りはどれか。- 大部分は下垂体腺腫による。
- 先端肥大症は高身長となる。
- 骨端線閉鎖後は四肢末端・顔面部の肥大が生じる。
- 高血圧・糖尿病・高脂血症をみる。
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- 甲状腺に生じる細菌感染により発症する。
- 成人前の女性に好発する。
- 体重減少・精神症状をみる。
- 甲状腺刺激ホルモン(TSH)が上昇する。
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問題3甲状腺機能低下症は次のうちどれか。2つ選べ。問題4アジソン病について正しいのはどれか。- 副腎皮質機能亢進状態である。
- 症状は急激に進行し、特にストレスがかかった時増悪する。
- 体重減少・色素沈着・低血圧をみる。
- 血中のACTH濃度は減少する。
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問題5原発性アルドステロン症でみられないものはどれか。- 低ナトリウム血症
- 尿中カリウム値上昇
- 高アルドステロン血症
- 低レニン血症
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問題6クッシング病について誤りはどれか。- 糖質コルチコイド過剰分泌による。
- 満月様顔貌となる。
- 多毛・浮腫・高血圧をみる。
- 血中ACTH濃度は低下する。
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問題7副甲状腺機能低下症で認められないものはどれか。問題8次の組み合わせで誤りはどれか。- 先端巨大症 ――――― 骨端閉鎖前の成長ホルモン分泌亢進
- バセドウ病 ――――― 甲状腺ホルモン分泌亢進
- クッシング症候群 ―― コルチゾル分泌亢進
- アジソン病 ――――― アルドステロン分泌低下
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栄養障害問題9糖尿病について正しいのはどれか。- インスリンの分泌異常による低血糖状態である。
- Ⅰ型糖尿病は若年者に発症することが多い。
- 口渇・多飲・乏尿を呈する。
- 糖尿病性ケトアシドーシス昏睡ではビオー呼吸を呈する。
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問題10糖尿病合併症で誤りはどれか。問題11誤りはどれか。- 骨粗鬆症 ― 病的骨折
- 骨軟化症 ― 低身長
- 高脂血症 ― 黄色腫
- 痛風 ――― 骨破壊
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問題12次の組み合わせで誤りはどれか。- ビタミンD欠乏 ~ O脚形成
- ビタミンC欠乏 ~ 出血傾向
- ビタミンB1欠乏 ~ 四肢末端知覚異常
- ビタミンB2欠乏 ~ 血液凝固
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泌尿器障害問題13腎不全について正しいのはどれか。- 急性腎不全では初発症状として尿量増加がおこる。
- 慢性腎不全では血清尿素窒素が低下する。
- 急性腎不全では血尿をみる。
- 慢性腎不全では低カリウム血症となる。
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問題14ネフローゼ症候群の四徴でないのはどれか。問題15ネフローゼ症候群の症状でないものはどれか。問題16慢性腎炎について誤りはどれか。- 浮腫を呈する
- 自覚症状が強く認められる
- 高血圧を呈する
- BUN値上昇する
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神経系問題17頭蓋内圧亢進症状でないものはどれか。問題18脳血栓症について誤りはどれか。- 心臓弁膜症・不整脈の既往者に多い。
- 症状は段階的に出現する。
- 頭痛・意識障害はさほど強くない。
- 麻痺を強く呈する。
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問題19 40歳女性 日中、庭掃除中に突然後頭部への強い頭痛を生じ、直後、意識消失により病院へ搬送された。特にこれまで大きな疾病の既往歴は認められない。本文章から推察される疾患はどれか。2つ選べ。問題20パーキンソン病について正しいものはどれか。2つ選べ。- 表情にこわばりがある。
- 片側のみに出現する。
- 振戦を認める。
- バランス感覚が低下する。
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問題21パーキンソン病の症状について誤りはどれか。- 姿勢調節障害
- 筋トーヌス異常亢進
- 精神障害
- 自律機能正常
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問題22筋萎縮性側索硬化症であやまりはどれか。- 症状は片側のみに出現する。
- 筋の変性は認められない。
- 球麻痺を呈する。
- 自律神経障害は認められない。
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問題23筋萎縮性側索硬化症について誤りはどれか。- 下位運動ニューロンのみの障害である。
- 平滑筋は障害されない。
- 中年に好発する。
- 筋力低下は左右非対称である。
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問題24ギランバレー症候群について誤りはどれか。2つ選べ。- 感覚障害が強く出現する。
- 前駆症状として感冒症状を認める。
- 呼吸筋は侵されない。
- 病的反射は陰性である。
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問題25 ギランバレー症候群について誤りはどれか。- 神経軸索に対する自己免疫疾患である。
- 風邪症状が初発する。
- 麻痺は弛緩性麻痺である。
- 自律神経障害を認める。
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問題2660歳男性 半年前ほどから、日常生活動作時の関節の動きの悪さを自覚し始め、最近では常に筋肉がこわばっているような感じという。また、とっさに行う動作も鈍くなってきており、最近、家族からは表情にゆとりがない(つまらなそう)と指摘されることが多いという。病院での精密検査の結果、ある疾患の疑いが強いと診断された。最も考えられるものはどれか。
- 重症筋無力症
- パーキンソン症候群
- ギランバレー症候群
- 進行性筋ジストロフィー症
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問題27重症筋無力症について誤りはどれか。- アセチルコリン受容体に対する自己免疫疾患である。
- 骨格筋脱力・易疲労性を症状とする。
- 上肢の脱力がもっとも高頻度に認められる。
- 胸腺腫を合併する。
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- 高齢女性に多く発症する。
- 顔面部に蝶形紅斑を認める。
- 光線過敏となる。
- 臓器障害は起こらない。
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問題29関節の破壊を特徴とする膠原病はどれか。- リウマチ熱
- 関節リウマチ
- 全身性エリテマトーデス
- 多発性筋炎
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問題30関節破壊を特徴とする膠原病はどれか。- 全身性エリテマトーデス
- 関節リウマチ
- 強皮症
- 皮膚筋炎
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感染症問題31後天性免疫不全症候群について誤りはどれか。- CD4リンパ球が障害される。
- 無症状期が長い。
- 急性期に抗体検出が可能となる。
- 新生児の場合、潜伏期は短い。
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問題32後天性免疫不全症候群について誤りはどれか。- 液性免疫障害である。
- 潜伏期が長期である。
- 日和見感染を起こす。
- 悪性腫瘍が出現しやすい。
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65歳男性。甲状腺機能亢進症の治療を受けている。心房細動による頻脈のため、ジゴキシンによる治療が開始された。 問274(実務) 1 ジゴキシンは治療域が狭い薬物なので、治療薬物モニタリング(TDM)を行う。 問275(薬剤) 1 0.004 評価を投稿薬剤師国家試験 平成24年度 第97回 - 一般 実践問題 - 問 274,275
この治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
2 甲状腺機能亢進症の患者は、ジゴキシンの血中濃度が高くなり作用が増強することがあるので注意する。
3 ジゴキシンは主に肝代謝により消失するので、肝障害時には減量する必要がある。
4 悪心、嘔吐、不整脈などの中毒症状に注意する。
この患者におけるジゴキシンの全身クリアランスは4.0 L/h、経口投与時のバイオアベイラビリティは80%である。定常状態平均血中濃度を1.0
ng/mLに維持するための1日当たりの経口投与量(mg/day)はいくらか。1つ選べ。
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