こんにちは。アーティサン株式会社の小刀稱(ことね)です。 Power Automateでは、メールを送信する際、ファイルを添付することができます。 添付するファイル数が決まっている場合は、簡単に実装できますが、添付ファイル数が都度異なる(動的である)場合は、一工夫が必要となります。
そこで、今回はPower Automateで複数(動的)の添付ファイルをメールで送信する方法について說明します。 内容としては、既にPower Automateでフローを作成したことがある方に向けた記事です。 SharePointリストの「添付ファイル」列にファイルが格納されています。 Power Automateを用いて、メールを送信する際、以下の2パターンの状況が考えられます。 以下では、それぞれのパターンに関する実装方法を說明します。 「メールの送信」アクションを用いるまずは、「メールの送信」アクションを用いる場合です。 複数(動的)の添付ファイルをメールで送信する際は、配列(アレイ)を用います。 フローのポイントは以下2点です。
「配列変数に追加」アクション「配列変数に追加」アクション「配列変数に追加」アクションの値を以下に設定してください。
このフローを実行した際の attachmentsForOutlook の値は以下となります。
ちなみに、SharePointリストではなく、ドキュメントライブラリからコンテンツContentBytesを取得する場合は、 ファイルコンテンツの取得やパスによるファイルコンテンツの取得アクションを用いてください。 「メールの送信」アクション「メールの送信」アクションアクションを追加した最初の状態では、添付ファイルに配列を設定することができません。 実行結果それでは、フローを実行してみましょう。 メールにファイルが添付されました! 「承認」アクションを用いる続いて、「承認」アクションを用いる場合です。 注意点
作成したフローは以下のとおりです。 「承認」アクションを用いて、添付ファイルを送信フローのポイントは以下2点です。
「配列変数に追加」アクション「配列変数に追加」アクション「配列変数に追加」アクションの値を以下に設定してください。 ※「メールの送信」アクションの場合は、ContentBytesでしたが、「承認」アクションの場合は、Contentとなります。「承認」アクション「承認」アクションアクションを追加した最初の状態では、添付ファイルに配列を設定することができません。 実行結果それでは、フローを実行してみましょう。 実行結果-「承認」アクションOutlookにはファイルが添付されています。 さいごに本記事では、はPower Automateで複数(動的)の添付ファイルをメールで送信する方法について說明しました。 参考としていたいだければ幸いです! 【こちらも合わせて読みたい】弊社ではPower Platform(Power AppsやPower Automateなど)を用いてお客様の業務を自動化するご支援を数多く承っております。 業務の中で、「普段手動でやっている業務を自動化できないか」というような疑問がある場合には、お気軽にアーティサン株式会社までお問い合わせください。 小刀稱知哉 大分県出身(温泉大好き♥♥)、現在は東京都在住 1990年4月9日生まれ 30才にしてメーカーの技術営業からIT業界にジョブチェンジ!!! 趣味は読書 Power Platform(SharePoint・Power Apps・Power Automate)に関する営業活動や設計、開発などを担当しております! |