かわいい子どもたちのために、心を育てる・体を育てる「食」について考えてみましょう。 Show
脳の栄養 子ども達の健康のために、朝ごはんが大切であるというは、誰もがわかっていることですね。でも、朝のあわただしさの中、ついついおろそかになってしまうこともあるのではないでしょうか。
塩分(食塩) 塩味として料理の味をよくするだけではなく、塩蔵のように保存料としての役目もあります。体内では、胃液の分泌を促進し消化を助けたり、体内の水分量のバランスを調節したり、人間が生きていくうえで、とても大切なものです。
日ごろから、健康のためにとりすぎに注意が必要です。特に、子ども達の味覚は成長の段階です。将来の健康のためにも、子どもの頃から薄味になれた食事をするよう心がけましょう。 1日の塩分 (2005年版日本人の食事摂取基準)小学校中学年 中学生 おとな
未満 〔学校給食では一日の1/3の塩分を目安に味付けをしています〕 うす味にするための調理の工夫うす味にするための調理の工夫一覧
カルシウム カルシウムは、丈夫な骨や歯をつくるためにかかせない栄養素です。また、血液の中にも一定の量があり、心臓や脳の働き、筋肉の収縮、ホルモンの分泌、血液の凝固など、生命を維持するためにさまざまな働きをしています。 カルシウムを多く含む食品(いろいろな食品を組み合わせてとりましょう)カルシウムは吸収されにくい栄養素です。カルシウムを多く含む食品をとるだけでは意味がありません。生活習慣にも気をつけましょう。 カルシウムの吸収を助けるビタミンD
骨の成長を助ける運動太くて丈夫な骨をつくるには、子どもの骨に刺激を与える必要があります。 加工食品のとりすぎには注意しましょう即席めんやハム、スナック菓子、炭酸飲料はリンが多く含まれています。 ビタミンB1・B2ビタミンは、人間が食品から摂取した糖質や脂質がエネルギーに変わったり、たんぱく質が体を作ったりするのを、サポートする働きがあります。その中でもビタミンB群は摂取した糖質や脂質をエネルギーに変える時に必要な栄養素です。 ビタミンB1ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変えるのに必要で、不足すると糖の代謝を悪くするので、脳のエネルギーが足りなくなり、イライラしたり、ぼんやりしたりします。また、疲労の元になる乳酸をエネルギーに変えるはたらきもあるため、疲れにくい体をつくるのにも大切です。 ビタミンB1が疲れをとるしくみ疲れの元になる乳酸がたまる→ビタミンB1が乳酸を燃やす手伝いをする→乳酸が燃えてエネルギーになる(元気になる) ビタミンB2ビタミンB2は、脂質の代謝に必要なビタミンです。細胞の再生にも関係するので、脂肪の多い食事にはビタミンB2を多く必要とします。不足すると脳の発育を阻害したり、口内炎ができたりします。 不足すると成長期の子どもたちにも大切なビタミンB1・B2です。不足すると成長にも大きく関わってきます。まとめて食べても体の中にとり置きできないので、毎日補給することが大切です。ビタミンB1・B2を含む食品を取り入れるようにしましょう。 ビタミンB1の多い食品ごま ビタミンB2の多い食品海藻 レバー 水分 水分は体を正常に機能させるためにとても重要な役割をしています。大人の場合、体重の50〜60%を占め、栄養素の摂取や消化・吸収、体液の流動・代謝物の排泄・体温の調節・体細胞の維持に使われます。 夏の飲み物の飲み方を考えよう暑い夏、のどが渇いたとき何をのみますか?牛乳?麦茶?清涼飲料水?夏は多くの水分をとる必要がありますが、さとうの多く含まれた清涼飲料水のとりすぎは健康によくありません。清涼飲料水を飲むときに気をつけたいこと、そして、夏の飲み物について考えましょう。 夏の飲み物の飲み方 7つのポイント
スポーツドリンクは多量に汗をかいた時に、失われた水分や塩分を補給するのに役立つ飲み物ですが、スナック菓子を食べながら飲むと、塩分の過剰摂取になります。また、さとうが多く含まれている物もあります。スポーツドリンクを飲む時は、体調にあった飲み方をしましょう。 炭水化物 炭水化物はみなさんが食べている穀類(ごはん・パン・めん類)や、いも類・砂糖類に多く含まれています。これらは、みなさんの体に入るとエネルギーになる代表的なものです。 穀類を毎食とるようにしましょう穀類はみなさんが主食として食べています。これらが主にエネルギーをとるための食品です。穀類の主成分はでんぷんでできていて、エネルギー源としてとるにはでんぷんは最適です。でんぷんは、体の中で消化されてブドウ糖という単糖類になり、エネルギー源として使われます。 いも類をとりましょう。いも類の中には、じゃがいも・さといも・やまいもなどがたくさんあります。その中でも、じゃがいもはでんぷん質を多く含んでいる上、ビタミンCが多く、加熱しても栄養素がくずれないので、外国ではじゃがいもを主食として食べている国もあります。 砂糖はひかえめに 砂糖は摂るとすぐエネルギーになるので、活動のもとになりますが、摂り過ぎると血液中の脂肪やコレステロールを増加させる作用があり、肥満や心臓病・糖尿病になるおそれがあるので気をつけましょう。また、虫歯の原因にもなりやすいので注意が必要です。 脂質 油=脂質というと「カロリーが高い」「太る」など、どうしても悪いイメージばかりが先行してしまいます。脂質はたんぱく質や糖質と並んで三大栄養素のひとつで、私たちの健康を維持していく上では、なくてはならないものです。 脂質は人間に不可欠な栄養素です。脂質の主な働き
このように、脂質は私たちの体の基礎を作り、エネルギーの源となる大変重要な役割を担っています。 脂質の種類を知りましょう。脂肪酸は脂質の主な構成成分で、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸とがあります。飽和 脂肪酸を普段から多く摂取していると、血液中のコレステロールが増えすぎて、動脈硬化・脳卒中・狭心症・心筋梗塞などの疾患を招く恐れがあります。それに対して、飽和脂肪酸は血中のコレステロールを減らす働きがあります。 飽和脂肪酸を多く含む食品には、ラードやバター、肉の脂身などがあります。 不飽和脂肪酸を多く含む食品には、魚の油や食物油です。 上手に脂質を摂るようにしましょう。 成人では、一日の摂取カロリーのうちの20%〜25%が理想です。 食物せんい日本人は昔から、穀類・野菜・豆類・いも類・海藻類など、食物せんいの多い食品を豊富に食べてきました。ところが、食生活が欧米化するにつれ、食物せんいの摂取量はどんどん減少してきています。食物せんいの働きを知って、日常の食生活に取り入れるようにしましょう。 食物せんいのはたらき
食物せんいは1日あたり20〜25グラムとるのが望ましいといわれます。 食物せんいをとるポイント
マグネシウム成人の体内にあるマグネシウムの約60〜65%は骨に含まれています。そのため、骨はマグネシウムの貯蔵庫と言えます。 マグネシウムのはたらき
などの働きがあります。不足すると筋肉の収縮がうまくいかなくなって、手足にふるえやけいれんが現れます。これが、血管内でおこると、狭心症や心筋梗塞につながったりします。また、神経の働きにも影響がでて、イライラしたり、興奮しやすくなったりします。 1日の所要量は、成人男性が320ミリグラム・成人女性が260ミリグラムです。 マグネシウムをとるポイント
この記事に関するお問い合わせ先教育委員会 総務学事課 ビタミンB1の摂取量は?2020年版食事摂取基準では、一日の推奨量は、女性では18~74歳で1.1㎎、75歳以上で0.9㎎、男性では18~49歳で1.4㎎、50~74歳で1.3㎎、75歳以上で1.2㎎となっています(表1)。
ビタミンB1 摂りすぎるとどうなる?ビタミンB1は、たくさん取り過ぎても体に貯蔵できず排泄されやすいため、過剰症の心配はありません。
ビタミンB1の役割は?ビタミンB 1はチアミンとも呼ばれる水溶性のビタミンです。 解糖系やクエン酸回路のエネルギー代謝の一部で補酵素として働きます。 特に糖質を代謝するために欠かせない栄養素です。 ビタミンB 1は糖質を燃やしてエネルギーに変えるときに必要なビタミンです。
ビタミン B 1の多い食べ物って何?ビタミンB1は動物性食品では肉類や魚介類など、植物性食品では穀類や豆類などに多く含まれています。
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